MPAを紹介する本。2004年。ハーバードのMPA(Master of Public Administration)を紹介する本であり、内容は大学のシラバスのイメージ。どの教授がどんな授業をしているかを受講した生徒が解説している。
ビジネス界ではMBAがメジャーであるが、世界各国の官公庁に勤める人々にはMPAのほうがメジャーなのかもしれない。一部はMBAとのクロスプログラムを組んでいるが、選挙活動についての詳しい講義などは独特なカリキュラムといえる。
概ね興味深い内容で面白い。しかし、宣伝の色があまりにも濃くでているため、実際にハーバードMPAを通して公共機関で働こうという意欲を削いでしまう可能性が高い。著者達の自己満足やアピールには良いかもしれないが、後継を育てるという観点ではいまいち。星3つ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2010年12月30日
- 読了日 : 2010年12月30日
- 本棚登録日 : 2010年10月6日
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