影法師 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年6月15日発売)
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百田尚樹さんの筆力というか、読ませる技量は凄いですね。江戸時代、北陸の小さな茅島藩を舞台にした時代小説。『永遠の0』では宮部に、そしてまた『影法師』では彦四郎に人の世を生きる凄まじさ、過酷さ、それゆえの素晴らしさを教えられました。単行本未収録の袋とじのもう一つのラストが、『影法師』というタイトルをさらに切なくずっしりと心に響かせる。見事という他はないです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 百田尚樹
感想投稿日 : 2019年12月15日
読了日 : 2013年9月27日
本棚登録日 : 2019年12月15日

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