世の中には、ぱっと出てきて消えてしまう一発屋と、長い期間、
他人に影響を与える人がいます。梅原さんは、間違いなく後者でしょう。
大変失礼ながら、私は梅原さんのことを、前著(「勝ち続ける意志力」)まで知りませんでした。
私は、格闘ゲームには、あまり興味がありません。
しかし、梅原さんの、格闘ゲームに対する姿勢と努力は、畑違いの私でも、
興味が湧きます。
梅原さんは、自分が好きなことをして、食べている、、、少数派です。
少なくない人が、あまり好きではないことをして、食べているのではないでしょうか?好きなことを仕事にできる人は、少数派中の少数派です。
この本を読むと、好きなこと=楽ではないことがよくわかります。
「本当に好きなこと」になるまで、たくさんの偏見と戦わなければいけなかったこと、そして、一時期は、格闘ゲームから身を引いて介護のお仕事をしたこと(前書)など、
梅原さんが言う「勝ち続ける」ためには、いろんなモノと戦う必要があったことを教えてくれます。
これほどまでに、梅原さんの勝負に対する姿勢がウケるのは、結局、勝負は、自分自身に負けないことであり、
自分自身を成長させる道具であると言い切っているからだと思います。
非常にいい本です。成長することが何なのか、梅原さんの格闘ゲームへの姿勢から理解できる
稀な本です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月6日
- 読了日 : 2017年6月6日
- 本棚登録日 : 2017年6月6日
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