アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書INTELLIGENCE)

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レビュー : 8
著者 :
K - Shibuiさん  未設定  読み終わった 

何かの食べ物を諸悪の根源と考えて、
「自分の不調は、これだ!」と断罪するのは簡単です。
白米、小麦、牛乳、加工肉、多くの食品添加物、ファーストフード、カロリー等、
それらを「悪」とみなす考えは、枚挙にいとまがありません。

また、「悪」とみなすだけの科学的なエビデンスも豊富にあるわけで、
説得力には事欠きません。
逆に「問題ない」と考えるエビデンスもあるわけで、
いったい何が真実かは、よくわかりません。

もちろん、上記の食品たちの発明者は、私たちです。
砂糖に関して言えば、その歴史(奴隷を使っての生産、)を知るだけでも、
単なる食品とは、思えなくなります。

また砂糖を摂取することは、
長らく、薬剤として用いられたり、その国の豊かさや、
はたまた幸福の象徴として、捉えられてきました。

その砂糖を「悪」として考えてしまうことは、
ある意味、自分達の文明の否定にもなります。
否定したい気持ちもわからなくはないですが、、、

よって、○○は悪だ!という考えは、
結構怖い考えや行動につながると思います。
戦争が勃発する要因も、
結構、こういう○○は悪だ!という極端な考えだったりします。

といっても、健康維持の観点から見れば、
現在、砂糖にはWTOが定める一日の砂糖摂取量の目安24グラムという基準があります。
これは、どういうことかいうと、缶コーラー1本でも超え、
カカオ濃度が低いチョコレートを数十グラムとれば、
余裕で超える数字です。
この摂取目安は、よほど気をつけないと超える量です。

話しは変わり、
私の場合は、以前、以下のような習慣を持っていました。
少なくない人も、どれか習慣を持っているかもしれません。

1 甘い物(チョコレート、ケーキ、クッキー)、スナック菓子、清涼飲料水をよく口にしていた
2 空腹感を感じて、甘い物を食べていた
3 睡眠中に目が覚めて、甘い物を食べていた
4 イライラや不安感が、甘い物を食べていた
5 頭痛、動悸、しびれを感じて、甘い物をよく食べていた

そして、どういうわけか、30代を超えて、以下の症状に、日常的に苦しめられていました。

① 日中に強い眠気を感じたり、集中力が落ちたと感じたり、急に不安に襲われたり、
② 体重の増減が激しかったり、
③ 体重が増えてきたと感じたり、以前と比べて痩せにくくなったり、
④ 頭にもやがかかったような感じがして、集中できないことがあったり、
⑤ 恒常的に疲れを感じてしまう、特に朝起きるのがつらい

これらの症状と習慣に因果関係があるとは、微塵も感じませんでした。
また、今でも、100%因果関係があるとも言えません。
自分以上に、チョコレートを食べて、ぴんぴんしている人は、
世の中にはたくさんいます。

自分にとっても、大好きなチョコレートは、
「集中力を高めてくれる魔法のモノ」だったからです。

チョコレートにたくさん含まれている砂糖は、
炭水化物に属し、かつ二糖類に分類される主要成分がスクロース(ブドウ糖+果糖)の、
高度に精製された、栄養価は全くない(エンプティーカロリー)「化学物質」です。

摂取すれば、たちまち体内に吸収され(高度に精製されてますから、吸収率が
他の糖質よりも高い)、血液中のブドウ糖の割合を示す
血糖値を一気に上げます。
そして、上がった血糖値を下げるためにインスリンが放出され、
血糖値を一気に下げます。

砂糖製品をとり続ければ、
いずれはインスリンを放出する調整機能が低下し(年を取ればとるほど、影響が深刻になります)、
血糖値のコントロールが難しくなります。
そして、恒常的にイライラ、不安、集中できないなど、各種不調がカラダを襲ってきます。
それら症状を治めるために、さらに砂糖製品に手をつけるようになります。

また、脳の報酬系を刺激し、神経伝達物質のドーパミンが分泌され、
強い「快感」をもたらします。
この仕組みは、「麻薬」と変わりません。
いずれは、身体的かつ精神的な依存を引き起こします。

もう一ついうと、砂糖の摂取量を抑えてみて、
長年悩まされていた花粉症も、
著しく改善しました。

ただ、私自身は、何かを悪玉にするのは、反対です。
やはり、その何かには、存在理由があるからです。

砂糖関係の本もドキュメンタリー映画も、
基本は、

善=無知で情弱で不健康な消費者・情報通な消費者・善良なドクター

悪=生産者・販売者・悪徳ドクターという構図で、
描かれていますが、これは、あまりに短絡的な見方だと思います。

と言っても、砂糖をやめて著しく体調が良くなった者とすれば、
砂糖が諸悪の根源で、その生産者、販売者は砂糖が人を健康面で不幸にする悪魔の使い者だ!と、
声高に叫びたくなる気持ちもありますが、
やはり、そんなことをするのは、愚かなことです。

砂糖断ちの体験を一段抽象的に考えてみると、

自分が好きだと思うモノ・コトには理由があって、
それを思い切って止めてみると、
変化があり、その変化が自分にとって幸せになる可能性がある。
と考えられます。

こう考えれば、砂糖は、私を幸せにしてくれる、
きっかけを与えてくれた「良い奴」になります。
そういう奴は、やはり必要かもしれません。

レビュー投稿日
2018年3月6日
読了日
2018年3月6日
本棚登録日
2018年3月6日
5
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