1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

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レビュー : 178
著者 :
koheinet608さん  未設定  読み終わった 

著者が冒頭でこう述べている。

(引用)
情報が次々に現れては消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。(中略)
「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」、
「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかける。

その所要時間が1分と。

しかし、今の時代は、恐らく数秒になっているんじゃないだろうか。

大手企業の人事部で採用活動を行ってる友人は、
「5秒ぐらいで、面接者の判断する」と言っていた。

そして、だいたい、その5秒で、採用するか、しないか決まることが多いと。
「面接を受けにくる人が話す内容は、そこまでは、採用の合否と関係しない。

「見た目(容姿、服装、歩き方、姿勢)そして、履歴書の情報で、
ほぼ、自社にふさわしい人がわかる」と。
ただ、逆接的に、そういう「ふさわしい人」は、
話す内容も、簡潔かつ印象的でわかりやすいという。

要は、日ごろから、他者に「伝える力」を磨いている人は、
見た目にも、はっきりと現れるということだ。

自社の商品を、売り込みたい顧客に行うプレゼンも、
誰が行うが重要になる。
冒頭の30秒が勝負だと言われる。

その時間で、いかに、御社にとって価値があるかを、
五感でわかってもらうように工夫して行う。

発信側も受信側も、ますます、せっかちになっている。

日々、自分達は、大量の情報を受け取っている。
ニュース、メール、ネット、SNS、ブログ、雑誌、YOUTUBEに、
まとめ系の情報媒体まで、10年前と比較できないぐらいの情報量を受け取っている。

そういういった状況の中で情報の「取捨選択」は、よりシビアになっている。
「じっくり」読む、聞く、話す暇がなくなっている。

また自分達は、情報の受信側であると同時に、発信側でもある。
いかに、他者に向かって、有益な情報を発信できるか?
これが、現代で、求められている教養になっている。
これが、出来ないと、現代の競争社会から置いていかれる。

著者は、この発信者として、
情報を「簡潔」かつ「印象的」に話すことは、
練習するか、しないかにかかっているという。
つまり、後天的に獲得できるということだ。

その練習方法のヒントをまとめた本がこの著作になる。
出来たら、高校生ぐらいから、
こういった「簡潔かつ印象的に伝える訓練」を、
行なった方がいいかもしれない。

レビュー投稿日
2017年12月23日
読了日
2017年12月23日
本棚登録日
2017年12月23日
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