新版 女興行師 吉本せい: 浪花演藝史譚 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2017年9月6日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 7

NHK TV 朝ドラ「わろてんか」、笑いながら見ています。
ヒロインにモデルがあると知り、この本を読み始めました。
出だしは辛口です。結局最後まで辛口でした。
それというのも、TVのかわいいおてんちゃんの笑顔が頭にあるからですが。(*^_^*)♪

吉本興行を一代で巨大企業に作り上げた吉本せい。
その生涯は、小説や舞台にもなっているそうですが、これまで全く知らない人でした。
未だ女性の地位が低かった時代に、夫と始めた事業を、夫が若くして亡くなった後を引き継いでどんどんと発展させていく。
世の中の変化にあったお客にうけそうな面白い芸人を選び多額のお金で契約、寄席の新しい時代を切り開いていきます。
芸人をお金で縛り付けたそうですが、ずっと目をかけ落ちぶれても面倒を見ることもあれば、ばっさり切り捨てたり。
警察とも政治家とも暴力団とも付かず離れず、慈善団体への多額の寄付など 太っ腹な人生です。
本書は、ノンフィクションで多くの資料が引用されていますが、小説のような面白さはありません。 
その分、本人や周りの人が言ったこと、世間が思っていることと違う真実が語られています。
そしてなぜそのようなことが言われたのかの推測が、この本の面白さ!
ノンフィクションといっても 著者の考えしだい、というわけですね。

これで、朝ドラ「わろてんか」が、ん倍楽しめそうです。

2017/10/29  予約 11/25 借りて読み始める。 12/5 読み終わる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ◆伝記
感想投稿日 : 2019年1月12日
読了日 : 2017年12月5日
本棚登録日 : 2019年1月12日

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