2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。
『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1201.html
2018/5/29 借りて読み始める。8/27 読み終わる。
AIのしくみの本は何冊か読みましたが、この本はわかりやすく内容が充実しています。
AIの発展と利用の良いところは、どんどん活用できるといいですね。
一方、よく懸念され話題にされる、仕事を取られるのでは、ということに関しては、
人手不足で困っている仕事はたくさんあるようなので
目先のことだけでなくと社会全体を考えて対処すれば、いい方向に進むと思います。
本書で特に興味深かったところや AIの発展で懸念されることを、以下にピックアップしました。
ずいぶん怖い内容もあり、現実離れしたSFの世界の話のようですが、
早い時期からきちんと検討すべきことです。
〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜
第2部 AIの基礎知識
P40 戦闘ロボと平和ロボ ― ロボットがAIの頭脳を持つと 日本とアメリカは再び別の道を行く?
『軍事利用のアメリカ、平和利用の日本』
第3部 AIで変貌する仕事
P68 介護 ― 高齢者介護の現場で切実に必要なのは AI排泄支援ロボットではないか
『介護者の負担軽減が最優先課題』
P70 セキュリティ ― AIセキュリティ社会と監視社会の境目はどこに?
『安心安全の裏側に潜む恐怖』
第4部 AIと人間の未来
P82 AI進化への警鐘は 何に対して鳴らされているのか
『AIについて懸念される問題の多くは、人間の側にある』
警鐘を鳴らす人 ホーキング、ビル・ゲイツ、イーロンマスク
楽観的な人 マーク・ザッカーバーク
P84 AIによる自立兵器ととサイバー攻撃が戦争のあり方を変える
『AI戦争は、AI兵器の性能の差がそのまま、勝敗を決める』、
『AIの軍事利用に関し、何らかの法規制が必要』
『自ら判断し攻撃する殺人ロボット』
おわりに
P90 『AIの進化によって問われるのは 人間の「心」と真の英知』
『心をもたないAIが暴走する前に、どのようにしてその安全性を保障するのか。
人類の英知は、まさに、ここにかかっているのではないでしょうか。』
- 感想投稿日 : 2019年1月12日
- 読了日 : 2018年8月27日
- 本棚登録日 : 2019年1月12日
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