予備校生の桜井は、ヤンキー高校で普通のヤンキーでない生徒として過ごして一浪して受験勉強をしているのだが、夏で上京した同級生が帰ってきて同窓会があったり、仲間に呼び出されたりでヤンキーと接しなくてはならず、肩身の狭い思いをする。元々勉強ができるわけでも好きでもないのに、受験勉強していると、成果が上がってだんだん楽しくなってくる。それまで何一つ懸命に取り組んだものがなかったからだ。ところがそうは言っても出来の悪い仲間しかいないため、そいつらとついつい遊んで勉強がおろそかになり、そうして他校のヤンキーとの喧嘩にかり出されたり(卒業しているのに)、同窓会で野球拳をしたり、すっかり存在を忘れていた同級生にかまされたりと散々であるのだが、無自覚に散々な道を歩んでいるアホな同級生どももいるため、それほど悲惨に見えない。
そんな漫画です。
自分で改めてキンドルで読み返してみて面白かったです。よくぞ、こんなテーマで一冊分描いたものだと我ながら思う。滅多に無い漫画なのではないでしょうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自著と寄稿本、雑誌
- 感想投稿日 : 2017年10月2日
- 読了日 : 2017年10月2日
- 本棚登録日 : 2017年10月2日
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