クビライの挑戦 モンゴルによる世界史の大転回 (講談社学術文庫)

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  • 講談社 (2010年8月10日発売)
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元々史書の習慣がない遊牧民のため「元朝秘史」など限られた文献しか残されていないモンゴル帝国。ゆえに破壊者の歪んだイメージが先行しがちだが、彼らの功績にスポットを当てる。

いまの世界史の起源は東西を結び付けたモンゴルだと思うし、通商により世界を活性化させたのはチンギスでありクビライであろう。殺戮者という一方の見方の裏側を、被支配国からの視点で分析したのは面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年9月4日
読了日 : 2014年9月4日
本棚登録日 : 2014年9月4日

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