始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)

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本棚登録 : 262
レビュー : 24
著者 :
コジコジさん 軽めのビジネス書   読み終わった 

春秋戦国時代以前の殷周時代から秦による中華統一までの、現代に繋がる中華思想の根底を分析した新書。『キングダム』はやや後付けの宣伝口実感があるが、事前に本書を読むと『キングダム』の時代背景や文化背景が理解できてさらに楽しめるのは間違いない。

秦の嬴政が唱えた「法の下の中華統一」が商鞅の法家を軸にした大改革であり、それまでの儒教のマトリョーシカ型ピラミッド構造つまり氏族社会に対する挑戦状でありイノベーションであったとする見解が面白い。これを読むと秦の中華統一思想や『キングダム』の6カ国合従の背景など、歴史の深みを一層味わえる。

漫画内のキャラクターは化け物級の登場人物だらけだが、史実を基にしたモデルがおり人物描写はそう外れていないというのが面白い。『キングダム』作者の原泰久氏の文献読み込みに驚かされるとともに、豪傑たちが群雄割拠した春秋戦国時代おそるべし。

レビュー投稿日
2019年10月23日
読了日
2019年10月23日
本棚登録日
2019年10月22日
2
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