山中伸弥さんという人物を知ろうと手にとった本だけど、iPS細胞についてくわしく知ることができて、なるほどなぁと思う箇所がたくさんあった。
iPS細胞の技術を応用すれば、難病を治す可能性がひらける一方で、たとえば人と豚のキメラができたり、死んだひとと同じ人間をつくりだせたり、同性同士の子どもができたりという可能性もひらける。だから、技術の発展と並行して倫理についての議論がすすめられてるそうだ。
ただ、エネルギーの分野でもそうだったように、倫理は技術の後追いになることがおおい。際限なく研究と応用がすすめられていって、やがてSF映画のようにクローン人間やキメラ動物がまちなかを歩く未来がくるのだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人物
- 感想投稿日 : 2015年12月19日
- 読了日 : 2015年12月19日
- 本棚登録日 : 2015年12月19日
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