均等法世代と1999年の改正均等法以降の世代では、ちょっと感覚が違うかもしれませんね。
私自身は、均等法世代の数年下。まだまだ女性総合職が珍しい時代でした。一般職から総合職に転換した先輩が身近に1人いた、という程度です。
均等法世代の先輩方の並々ならぬ努力を目の当たりにしていたので、今の若い方は自分の道を拓きやすくなったと心から感じています。
若い読者が本書を読んで、共感できるのかしらん? と言うのが率直な感想です。
学術的な引用が多々あります。仕事とプライベートのバランスにモヤモヤしたものを抱えている方が読まれるとスッとするかもしれません。
例えば、エリスのABC理論。
感情は、自分の思い込みやとらえ方に影響されて起こるということ。同じトラブルに遭っても、前向きにとらえれば「ピンチをチャンスに」と思えるし、マイナスにとらえれば落ち込みます。
例えば、キャリアレインボー。
家事や育児に追われて、キャリアが滞っている心配を抱えていたとしても、キャリアレインボーで整理をすると、将来の展望が開けるでしょう。
自分の主体性を持つ、ということは、どんな人にも必要な意識。自分は何ができるのか、何をしたいのか。
迷いを抱えている時に手に取ると、道筋が見えてくるでしょうね。
読書状況:読み終わった
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ライフプラン
- 感想投稿日 : 2017年12月30日
- 読了日 : 2017年12月24日
- 本棚登録日 : 2017年12月30日
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