櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年2月25日発売)
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感想 : 61
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文庫書き下ろしのシリーズ第4作

例によって、骨を異常に愛する旧家の美しいお嬢様で標本士の九条櫻子が解剖学の知識で鮮やかに事件を解く物語で、高校生正太郎少年のモノローグ形式。

第1話「猫はなんと言った?」 正太郎の同級生鴻上百合子の叔母がストーカーにつきまとわれ、飼い猫を殺されたが、猫の死因を突き止めると意外な犯人が。
第2話「私がお嫁に行く時に」 珍しく鴻上百合子のモノローグで、亡き祖母が自分が結婚する時にくれるといった祖父の絵がどれかを桜子に見てもらう掌編。
第3話「蝶は十一月に消えた」 出ました、やがて宿敵となる死体から蝶形骨を奪う画家花房。担任の磯崎先生のかつての教え子で仲の良かった3人組のうち第2の失踪者が出て、1人目の遺体も見つかるのだが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2016年11月7日
読了日 : 2016年11月7日
本棚登録日 : 2016年11月7日

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