ある朝のことでした。「ごめんください!」とマンションのドアに体当たりするかのような音が聞こえました。・・・これが不思議のはじまりだったのです。
トルコ帽子に鼻の下にヒゲを生やした男。浅黒い顔で、年は30歳くらいにも見えたし50歳くらいにも見える。白いシャツに赤いベスト。ズボンはダブダブで黒い靴はとがった先が上を向いている。そして、トルコ語まじりに話す。
「ギュナイドゥン!」(トルコ語でおはよう)
いかにも怪しい、このセールスマンが売るのはちょっとかわった商品だ。
空飛ぶ絨毯・・・ではなく、玄関マット。それを入れてきた見えない(見えなくする)入れ物。合わせて5万円。
さてさて、かわったトルコ人の商品はどれも不思議なものばかり。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本児童文学
- 感想投稿日 : 2017年11月24日
- 読了日 : 2017年11月24日
- 本棚登録日 : 2017年11月24日
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