「平和とは貧しい者とその生活の糧を、戦争の暴力から守るということを意味していたのだ」p.31
ひとくちに「平和(パックス)」といっても、宗教によってその定義は違うし、このごろは経済的な平和(パックス・エコノミカ)が平和の定義の主流になっている、というのはわかりやすかった。
本当の「平和」は、個々の人々の暮らしによって異なるに違いありません。
911、311以後は「経済」の危うさが実感として日本人の中にあるように思います。経済や文明の発展の影(シャドウ)に隠れた、私達が本来求めている生活、平和はなんでしょう?本書の副題は「生活のあり方を問う」なのですが、私たちにとっては、まさに「見直し、問わなければい」タイミングにあり、一読の価値アリだな、と思いました。オススメ!
読書状況:読み終わった
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after 311
- 感想投稿日 : 2012年2月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年2月1日
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