少年たちの終わらない夜 (河出文庫 さ 4-1 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社 (1993年7月1日発売)
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本棚登録 : 635
感想 : 67
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-そうだね、アイダ。二十歳になったら、何をやってもフツウのことになっちゃうよ-

鷺沢萌の小説は「リリカル」で美しい詩を詠んでいるような気分になる。ハタチ前の甘美な不安と焦燥。心のざわめきを鎮めたくて、都心から離れて、誰もいない、夜中の駒沢公園の階段に腰掛けていた。バブル世代、地上から5センチ浮いたところを"泳いで"いる「スタイリッシュ・キッズ」=60年代後半の東京生まれ(育ち)のキブンそのもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: THE 東京
感想投稿日 : 2009年6月14日
読了日 : 2009年6月14日
本棚登録日 : 2009年6月14日

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