マイナー妖怪にも名前の挙がらない、民俗誌の片隅にひっそり載っているような、主流派の研究者が目もくれないような、地元の人すら忘れているような怪異がこれでもかと押し寄せてくる。著者の想像ではなく、ちゃんとした出典付きで。著者が好きで集めたモノの一部とのことだが、地元の人すら忘れている怪異だけでなく、タブーとして語られていないモノまで収集されており、しかも出典付きということもあり、民俗学の観点から見たときに結構貴重な情報源にもなっている。もしかすると本書が民俗学の資料として挙げられることがあるかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2019年6月30日
- 読了日 : 2019年6月30日
- 本棚登録日 : 2019年6月30日
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