冒頭の2本は『まんがサイエンス単』からの収録で311の震災を受けての放射線に関する事柄であったが、そこから宇宙の材料、太陽、月と地球の関係へとつながっていく流れは見事。相変わらず分かりやすい。とはいっても天の川の形が明らかになる経緯はちょっとむずかしいな、と思ったら『大人の科学マガジン』からの収録だった。掲載誌で説明の難易度を若干変えているのかもしれない。
さて、これで14巻で26周年だったりするのだけど、過去のものを読み返すと原理原則を扱ったものはともかく、当時の最新トピックを扱ったものはやはり情報が古くなっているのは否めない。また、当時は正しくても今では間違いとなってしまっているものもあるかもしれない。30周年に向けてこの辺りの情報を更新するような企画でもやってくれないかなと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2013年9月15日
- 読了日 : 2013年9月1日
- 本棚登録日 : 2013年9月1日
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