恩田作品はその作品世界に入り込むと一気に引き込まれてしまう。今回もぐいぐいと引き込まれ、先が気になって一気に読んでしまいました。終盤にかけての伏線回収はとても気持ちよかったです。二・二六事件という実際に起こった事件を題材にしていますが、歴史ものやSFが苦手という方も楽しめるのではないでしょうか。あらすじを見て著者の「ロミオとロミオは永遠に」と似た空気を感じて手に取ったのですが大正解。大満足の作品でした。(図書館)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2016年1月14日
- 読了日 : 2016年1月6日
- 本棚登録日 : 2016年1月14日
みんなの感想をみる