死ねばいいのに

著者 :
  • 講談社 (2010年5月15日発売)
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死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―(amazonより抜粋)

絶妙なタイミングで「死ねばいいのに」という台詞が出てきます。

①上司
②お隣さん
③ヤクザ
④母親
⑤担当刑事
⑥弁護士

という順に出てくるんですが。
母親あたりまでは面白く読めましたが、五人目あたりまでくると、とうとうこの渡来という男性が少々鼻につく感じになってしまいました。
アサミという女性はどんな女性だったのか。
どうして殺されてしまったのか。
誰に殺されたのか。
サクサクと読めて面白いです。
発想が愉快です、こういう感じで物語がすすんでいくのも興味深いです。

ただやっぱり渡来のキャラが最後になって疲れてきました。
でもそれでも飽きずに最後まで読めます。
真相を楽しむというよりもその経緯が面白いかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2011年に読んだ小説
感想投稿日 : 2011年6月17日
読了日 : 2011年6月20日
本棚登録日 : 2011年6月17日

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