理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!

  • 中央公論新社 (2020年12月10日発売)
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感想 : 9
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Twitterで何名か医師のアカウントをフォローしていて、そのうちの2~3人がこの本を読んだと呟いていたので購入してみた。
私はSARSなどが流行った頃は子供で、新型インフルエンザの流行もあまり記憶がなかった。2020年、世界中でパンデミックとなった新型コロナ。これに日本はどう立ち向かっていたのか、専門家の話は聞いておかないといけないなと読んでみた。

難しい話もあって勿論全部は理解できていないけど、それでも読み応えがあった。
同じ日本人でもコミュニケーションを取るのが難しいなんて…大阪と東京に感染状況や対応策を伝えた時の反応が180度違ったときなんて読んでて「こんなことある?
」と驚いた。
あとは政府や都道府県等のお偉いさま方の「責任は取りたくないから発表はそちらで」の押し問答…何だよそれ、本当にそういうことしてるんだと呆れた。

専門家の意見を「素直に」受け入れて、自分で考えないといけないなとつくづく思った。
西浦先生も尾身先生もカッコよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月1日
読了日 : 2021年1月24日
本棚登録日 : 2021年2月1日

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