砂の女 (新潮文庫)

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本棚登録 : 10836
レビュー : 1293
著者 :
日曜日さん 小説   読み終わった 

もう20年以上ぶりに再読~

はじめて読んだとき
なんだか腑に落ちない様な読後感で、
好きだとも嫌いだとも思わず、
なのに、あまたの大掃除、2回の引っ越しにも負けず
ずっと私の本棚に並び続けている不思議な本!

今回、電車でこの本を表紙むき出しで
吊革につかまって読んでいたら、
向かいの座席に座っていた男の人が
すごく「はっ!」とした顔をして、
私の読んでいる本の表紙を
凝視したまま固まっていたのだけれど、
一体、ど う し た の よ ?

いつか砂の女と同衾した記憶でも甦ったのかしらん?
貴方はあの村に迷い込み、とらわれ、
そして逃げおおせた唯一の方?

ストーリーは知らない方は
ほとんどおられないとは思うけれど、一応。

昆虫採集の為、休みを利用して
ある県の砂丘にでかけた男は、
村人にだまされて砂穴の底にある家に閉じ込められる。

読んでいる間中、
どうしてこんなに砂にまみれた生活を
リアルに描けるのかな?と…

安部先生は砂の中で暮らしたことがあるのかな?

実際、砂の中で暮らしたら違うのかも知れないけれど、
現実味がすごい。

口の中に砂が入ってきたり、
体に砂がついてかゆくなったり、
色々が湿ってぶよぶよになったり、

きりがない!もう、嫌だ!!
すーっとする空気が、吸いたい!!!

加えて私は閉所と暗所と狭所の恐怖症がある為、
そこも辛かったわ!

ラストは相変わらず「ふーむ…?」だけれど、
そして「…そうなるのかも…?」だけれど。

引き続き、私の本棚にいることになりそう、この本!

レビュー投稿日
2016年12月11日
読了日
2016年12月11日
本棚登録日
2016年12月11日
4
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