ニューヨーク市警51分署の警察官たちの群像劇です。警察ものといっても犯罪者との駆け引きや大立ち回りではなく、警官たちの日常を切り取ったような穏やかな物語。日常とはいっても警察なので市井の人々と全く同じというわけではなく、死や犯罪には少しだけ近い。
その日常と非日常のバランス、緊張感が、人物たちの陰影をほどよく立体的にしているように思います。オノ・ナツメは、こういう微妙な雰囲気をつくりだすのが本当に上手です。
ドーナツ食べたくなります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2010年7月12日
- 読了日 : 2010年7月11日
- 本棚登録日 : 2010年7月11日
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