主人公目線の心の言葉で進められる展開で、おおよそ人間関係の色分けは簡単にできた。話の進め方もわざとらしいミスリードもなく、ああそう来るだろうなあと予想もついた。ただ最後の一行だけは、なんだか後味の悪いもので、久しぶりに読まなければよかったと思う作品だった。

2024年3月28日

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読書状況 読み終わった [2024年3月28日]

ヘップバーンの映画があまりにも有名な原作(未だ観てないが)。
どんなオシャレなお話なのかと期待していたが、想像とはかなり違って、映画ではどのような展開になっているのか、ヘップバーンはこの役をどうこなしたのか、余韻が残るうちに映画を観た方がいいと思った。この小説の一番良かったところは、最期の最後に猫のその後が書かれていたが、ホリーは結局気性の激しい野良猫だったってことかな。
しかし、なぜこの本を映像化しようと思ったのか、よくわからない。

2023年8月23日

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読書状況 読み終わった [2023年8月23日]
カテゴリ 海外文学

いつもの湊かなえではない、何かが違う...と思ったら、自叙伝だったという驚き。

2023年8月5日

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読書状況 読み終わった [2023年8月5日]

この人の作品は心が荒んでいくような内容のものが多いけど、読むのをやめられない中毒性がある。読後の爽快感も若干不発気味だけど、それを予想しても最後まで読みたくなる悪魔的小説だ。

2023年7月6日

読書状況 読み終わった [2023年7月6日]

いいね、泣けるね。
だけど、芳原真次が群馬で暮らす切っ掛けとなった理由が、今風だけどなんだかなぁ。

2023年4月2日

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読書状況 読み終わった [2023年4月2日]
カテゴリ 東野圭吾

ルポ物はほとんど読んだことがなかったのだが、だいぶ前から気になっていて、このご時世だったので読むことにした。
青木理はテレビでもラジオでもよく知っていたけど、文章がこんなにも面白いとは知らなかった。最初から小説を読んでいるよう感覚になり、一気に読んでしまった。
結論から言えば、安倍寛の病気が良くなってもう少し長生きしていたら、三代目が不幸な最期を迎えないで済んだかも。これも全て宿命なのだろうか。

2022年7月24日

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読書状況 読み終わった [2022年7月24日]
カテゴリ その他

ははぁ、漫画の原作っぽいな、軽い作りだな、そう思いながら4〜5巻目まで読んでいたけど、6巻以降の残酷な展開に、なんで主人公だけが不幸になっていくのだと涙目で読んでいた。8巻目以降は濃厚なサスペンス仕立てで、その解決の糸口になるためにあの悲しい別れを設定したのかと思うと、この作者は冷徹だなぁと思った。
その後、澪と野江が幸せになったか確かめるために、これから特別編を読む。

追記:特別巻『月の船を漕ぐ』を読んで、澪の雲外蒼天が完結した。結末はこれで良かったのだと改めて思った。

2021年10月9日

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読書状況 読み終わった [2021年10月9日]
カテゴリ 日本文学

いろんな映画化を観たので原作も読んでおこうと思ったのだが、イギリスの地名に疎くどうしても物語に入り込むことができず、映像の方が説得力あるなと感じた。

2021年8月18日

読書状況 読み終わった [2021年8月18日]
カテゴリ 海外文学

まずいなぁ、このおデブちゃんがだんだん好きになってくる。
注射は打たれたくないけど、悩みを話して、破天荒なアドバイスを貰いたくなった。

2021年7月15日

読書状況 読み終わった [2021年7月15日]
カテゴリ 日本文学

面白い!
久々に、本を読みながら声を出して笑った。
賞作品だったので2作目から読んだけど、この後1作目、3作目と続けて読む予定。

2021年7月13日

読書状況 読み終わった [2021年7月13日]
カテゴリ 日本文学

辛くて読めない。

読書状況 いま読んでる

源吾の最後が爽やかで良かった。

2021年6月25日

読書状況 読み終わった [2021年6月25日]
カテゴリ 池波正太郎

山本周五郎ってこんな砕けた作品を書くんだと、ちょっと驚いてしまった。
でも、時々声を出して笑ったりしたから、結構好きかも。
大久保彦左衛門が好きになった作品だ...が、これでいいのか??

2021年5月28日

読書状況 読み終わった [2021年5月28日]
カテゴリ 山本周五郎

軽快な文章で物語に入りやすく、間抜けな馬鹿殿様の珍道中で、大御所の作品にしてはこんな「アホ」な作品で良いのかと思ったら、最後の対面シーンで一気に胸が熱くなった。

2021年5月22日

読書状況 読み終わった [2021年5月22日]
カテゴリ 山本周五郎

『風流太平記』が面白かったので、似たようなタイトルだから似たような内容かと思ったら、難読漢字の海外都市が出てくるあたりから気持ちが乗らなくなった。ダイナミックだけどあまり面白くなかった(あくまでも個人の感想です:笑)。

2021年5月28日

読書状況 読み終わった [2021年5月28日]
カテゴリ 山本周五郎

主水正の長い苦悩と併走しながらようやく読み終えた。
疲れた。
こんなにかたくなな生き方って疲れませんか、と言いたくなるけど、武家社会ってこんなものだったのかもな。それにしても「つる」という人間は...。

2021年4月29日

読書状況 読み終わった [2021年4月29日]
カテゴリ 山本周五郎

しっかり者の長兄、口うるさい次兄、そして剣術は強いのに戦いは好まない末っ子の主人公、みんな魅力的だ。

2021年4月9日

読書状況 読み終わった [2021年4月9日]
カテゴリ 山本周五郎

男を不幸にする女を見た。

2021年3月31日

読書状況 読み終わった [2021年3月31日]
カテゴリ 池波正太郎

読みやすかった、それだけ。
それなりにワクワクしたけど深みはない、かな。

2021年3月25日

読書状況 読み終わった [2021年3月25日]
カテゴリ 葉室麟

なでもかんでも大団円が名作とは限らない。
余韻から読者にあれこれ想像させるのも、素晴らしい結末だと思う。
こんな終わり方も好きだ。

2021年3月3日

読書状況 読み終わった [2021年3月3日]
カテゴリ 池波正太郎

連作だけど、最初の何編かは単独短編になるのか?
特に一番最初のを読んでいて、気持ちが悪くて、やめようかと思った。
人間が人間を観察するときって、どんな場合でもバイアスがかかっていて、正確な判断ができない。それをうまく扱った作品で、見る角度でこれほどまでも違うのかという面白さはあったが、後味のいい作品ではない。

序盤の曰く有りげな大人の会話がなんだか肌に合わず、物語に入り込むのに時間がかかったが、中盤からはサクサク読みすすめることができた。
蜩の記の話が出てきたあたりから面白くなりそうだったのに、蜩ノ記の内容は全くわからず、最後は子供の喧嘩のように終わってしまって大団円。ちょっと肩透かしの作品でしたね。

2020年12月24日

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読書状況 読み終わった [2020年12月24日]
カテゴリ 葉室麟

子供達ひとりひとりの告白形式は、湊かなえ得意の手法で、上手い。
話も結構エグくて怖いけど、ぐいぐい引き込まれていく。
ただ、最後はひねりもなくあっけない。
真犯人の犯行動機と殺害方法が今ひとつ納得できなかった。

2020年12月4日

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読書状況 読み終わった [2020年12月4日]

柚月裕子の作品はいくつか読んでいるが、これはまるで湊かなえの作品ではないと思う書き方。この手法は、盛り上がった緊張感を、良い意味でリセットさせる、悪い意味で置いてけぼりにさせられるので、あまり好きではない。また、将棋の指し方も知らない私には、駒の動きを細かく書かれても気持ちがついて行けない。だからといって平行して将棋教本を読む気にもなれない。
主人公は知能が高く苦労して育ったのに、大学生(しかも東大)になってなぜ騙される。しかも将棋の上級者なら何手先まで読むという印象があるので、騙され方が幼稚だ。私でさえ、駒を持って旅についてこいと言われりゃ想像がつく。
御法度の賭博を差配するような曲者の親父が、駒の転売をしないでいたあたり、前々から気になっていた柚月裕子特有の「便利な人が助けてくれる」演出で、都合が良いなと感じた。
遺体の死亡原因が判明した直後にあの結末に持って行くのは、あまりにも芸がないな。

2020年11月27日

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読書状況 読み終わった [2020年11月27日]
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