「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年9月8日発売)
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本棚登録 : 261
感想 : 27
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 過度の格差は、社会にマイナス。
 食べ物にも困っているほどの貧困は少ないが、居場所がない、当然の経験ができていない、教育が受けられないなどの貧困が存在する。
 大人は子どもに寄り添って、心の栄養、心の中の何かを溜めていく。あるとき、子どもの頑張るエンジン、やる気スイッチが入る。それまで、様々な体験をさせ、後押しして、伸ばしてあげる。子どものなかにしか答えはないのだから、押しつけるのではなく、ファシリテーションとコーチング「引き出す」「認める」「伴走する」。
 主体性と共動性を持たせる。
 1mmを動かす試み。正解志向から、できることをできることからやる志向へ。
 大人は時間がないのか。ミヒャエル・エンデの「モモ」に登場する時間泥棒に時間を奪われていないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス・経済
感想投稿日 : 2017年9月19日
読了日 : 2017年9月19日
本棚登録日 : 2017年9月19日

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