宝玉が黛玉へ思いを打ち明ける場面から始まる。黛玉ももう直ぐ15歳という表現が出てくる。宝玉の年齢は出てこないものの、恐らく2歳程度上か?蟹を食べながら詩を競い合う少女たちは文化的、優雅、かつ天真爛漫。第42回で黛玉の髪を宝釵が結う姿に宝玉がうっとりと見惚れる場面は、決して二人の少女にではなく、この情景そのものに魅せられたもの。それが自然に幻想的シーンとして感じられる!源氏物語、谷崎の細雪のような香りの世界である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年8月8日
- 読了日 : 2014年8月7日
- 本棚登録日 : 2014年8月6日
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