新訳 紅楼夢 第7冊〈第101~120回〉

3.67
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 14
レビュー : 2
koochannさん 小説   読み終わった 

賈家の伯父・賈赦や本家の賈珍の逮捕により、一気に一族の没落が目立つ。その中で、宝玉はいつまでも子供っぽい性格。一方の薛宝釵は少女ぶりが姿を消し、若奥様になっているのが同じ人物と思えず、寂しい気がする。迎春、史湘雲らの不幸。煕鳳の失墜と失意の病死、妙玉の誘拐行方不明など、南陵十二釵の寂しい末路が源氏物語よりも平家物語の「盛者必衰の理」を思い出させる締めくくりである。ここでも汚職追及、資産差押えなどの法治国家の姿が見え隠れする。しかし第120話はあまりにも展開が早すぎて、情感が乏しく、読後の余韻に欠けるのが残念。

レビュー投稿日
2014年8月22日
読了日
2014年8月18日
本棚登録日
2014年8月8日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『新訳 紅楼夢 第7冊〈第101~120回...』のレビューをもっとみる

『新訳 紅楼夢 第7冊〈第101~120回〉』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする