白楽天――官と隠のはざまで (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1228)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年1月21日発売)
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感想 : 11

白楽天が役人として比較的恵まれた人生を送ったことから、「俗」と宋代の蘇軾からは言われたとのこと。しかし、蘇「東坡」は元々白楽天が使った言葉からというのは、楽しいです。「元軽白俗」と蘇軾に並んで揶揄された無二の親友とされる元?との友情、そして長江での偶然の出会いは実に壮大なロマンティックな逸話ですね。白楽天の「長恨歌」が後代からの玄宗皇帝時代の盛唐を振り返る叙事詩であったということは、恥ずかしながら今まで良く知りませんでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東洋史
感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2010年4月18日
本棚登録日 : 2013年8月17日

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