日本問答 (岩波新書)

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レビュー : 6
koochannさん 日本文化・比較文化   読み終わった 

日本学者2名による日本についての問答、また日本への問答。多くのテーマにより喧々諤々の話し合い。田中優子さんは法政大学の総長としてテレビに和服姿で出ていることが多いが、その背景として祖母が京都の遊女だったという、そこから来ているのだ。天皇がなぜ着物を着ないのかが不思議との意見は、その通りで、日本的なものの象徴である天皇ご一家に和服を着てもらうことは重要だろうと思う。松岡氏もまた京都の呉服屋の出で日本の古い伝統を知り尽くしているように感じる。2人が「国家」という言葉を、おそらく明治の福沢か徳富蘇峰民あたりがStateの略語を造ったのだろうと思って調べてみると、何と聖徳太子の17条憲法に登場するので驚き、そして中右記や平家物語にもあることから衝撃だという場面は面白かった。しかし、秀頼が方広寺の鐘に「国家安康」の銘を刻んだという話も有った!田中氏が中国は漢字そのものに霊力、日本は発音に霊力があると考える!という。成程、気がつかなかったが、確かにそう思う節はいろいろ感じる。

レビュー投稿日
2018年2月6日
読了日
2018年2月2日
本棚登録日
2018年1月30日
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