著者が学生時代に勉強せずに劣等生であったこと。そしてマスコミ(朝日新聞)しか合格しなかったとのこと。謙遜であるにしても人生を感じました。そして著者の関心の幅の広さを感じさせてくれるのは数多くの政治家だけでなく、音楽家(MJQのジョンルイス、小澤征爾、芥川也寸志他)、建築家、陶芸家(河井寛次郎)、戯曲作家・演出家(野田秀樹他9、小説家(阿佐田哲也、水上勉)らとの出合い(単なる1度の対談でなく)です。しかしながら私にとってはやはり政治家との出会いの記事が一番面白く読めたように思います。そして最後に近い部分でテニスン「果てしない広がり」から"Iam a part of all that I have met"という言葉の紹介は著者の一番言いたかった気持ちを表しているようです。因みに最後はどうしても早大時代に縁があって直接指導を受けた丸山眞男で終わりたかったという著者の心意気にも賛成です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年8月19日
- 読了日 : 2006年2月7日
- 本棚登録日 : 2013年8月19日
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