小説十八史略(三) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1992年3月3日発売)
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時代は前漢の終盤から王莽の時代へ、そして後漢の光武帝へ。王莽の遠大な計画により、よく出来た人と思わせて大歓迎のうちに皇帝になったとは驚きだし、光武帝は何とグズで優柔不断なため、皇帝になりたくなかったが、死にたくなかっただけのために皇帝になってしまった皇帝がいたとは!滑稽とも言え、光武帝のイメージダウンも甚だしい。このような後漢だったので、乱れも早かったようだ。幼帝と皇后・皇太后の一族、そして宦官たちの跋扈の時代は醜い繰り返しの歴史だ。董卓・呂布、袁紹、曹操らが登場し、いよいよ三国志のクライマックスへ向かう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2017年12月5日
読了日 : 2017年12月4日
本棚登録日 : 2017年12月2日

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