李歐 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年2月8日発売)
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本棚登録 : 4508
感想 : 585

この人の本はいつもヴァイオレンス・アクション。阪大生・一彰を主人公に、不倫相手の女性阪大准教授、15年前の同居していた人々など。朝鮮・中国人、スパイなどが登場し、謎に包まれた大阪の下町の雰囲気がピッタリ。小説は次第に時代が広がり5歳時、そして36歳までの31年間。波瀾万丈の中での守山、咲子、原口、田丸たちの様々な人種!の登場。そして李歐という中国の変化を象徴する謎の絶世の美男。日本の関西という地域の裏事情がいかに国際的な影響下にあるかを知らされる。当に今、中国からの爆買いはその流れの中だろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年11月5日
読了日 : 2015年11月3日
本棚登録日 : 2015年10月24日

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