母 ―オモニ―

著者 :
  • 集英社 (2010年6月4日発売)
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本棚登録 : 496
感想 : 73
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戦前に釜山の近くののどかな町を離れ、異国日本へ、そして熊本に渡った女性の一代記であるとともに、終戦直後の貧しい日本、そして朝鮮人差別などを生々しく描いています。著者が母からは「テツオ」と呼ばれ、友人からも永野と呼ばれ、在日としての出自を思い出すことさえ、厭うていたが、韓国を訪問し、叔父に会ったのち、「姜尚中」と名乗る変化は感動的な部分です。今から僅か60年ほど前の在日の悲惨な生活に心が痛みます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文化・比較文化
感想投稿日 : 2013年8月26日
読了日 : 2011年7月2日
本棚登録日 : 2013年8月26日

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