塩野七生ルネサンス著作集 (3) (塩野七生ルネサンス著作集 3)

著者 :
  • 新潮社 (2001年7月25日発売)
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感想 : 22

法王アレッサンドロⅧ世の子息で枢機卿だった英雄テェーザレ・ボルシアの生涯。そのような存在でありながら、いかに反キリスト教的な人物だったかが、今から考えると信じられないように思います。ちょうど500年前のイタリアの状況が良く分かります。当時のカトリックの堕落の様子が主人公親子及び妹・ルクレティア・ボルジアなどの生活から伺えます。主人公自身が法王の非嫡出子でるが故に法王の座を諦めざるを得ないなど、凄い話です。なお、フィレンツェ、ペルージャ、ボローニャなどの地名が出てくるとついつい現在のセリエAを思い出します。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 世界史(西洋中心)
感想投稿日 : 2013年8月24日
読了日 : 2003年4月3日
本棚登録日 : 2013年8月24日

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