恐らく4度目。読む都度、印象に残る言葉が違うというのは、この本の奥深さを示しているように感じる。訳者が最後の解説で書いている言葉が端的に表している。「読者は、いたるところにちりばめられている聖書の言薬からの引用によって、キリストからの恵みの賜物としてのキリスト者の交わりの世界の深さ、広さ、豊かさに対して眼を開かれるであろう。しかし同時に、 キリスト者の交わりの本算をとらえ、 今日のブロテスタント教会の弱点にふれて、それを克服する道が的確に示されており、キリスト者の交わり、共同生活のあり方について考え実践する者にとって、神学的,実際的の両面にわたって数々の貴重な示唆と導きに富む書物であることは疑いない。」ディアコニッセの「兄弟の家(ブルーダーハウス)」をボンヘッファーが提案していたということも今回初めて知ったことだった。
キリスト教徒としての基本的な生活態度について、深く心を抉られるような言葉の数々だ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
キリスト教
- 感想投稿日 : 2019年12月16日
- 読了日 : 2019年12月13日
- 本棚登録日 : 2019年8月3日
みんなの感想をみる