政治・経済・歴史・文化・宗教など各方面から韓国を研究した本。日本との複雑な関係の背後にある古代以来の中華意識、その日本に遅れを取った劣等感などの分析が興味深いです。考えれば日本よりもはるかに文化先進国だったわけでなるほどと思います。韓国のキリスト教に対する認識も正確ですが、どんな歴史をたどり、なぜ人口の1/3を占めるに至り、今それがどんな状況になっているのか、そしてなぜ熱心な信仰心が生まれてくるのか、現代の韓国を理解する上で重要なポイントであり、もう少し掘り下げて欲しかったと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
地理
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2002年8月14日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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