世界の見方の転換 1 ―― 天文学の復興と天地学の提唱

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本棚登録 : 117
レビュー : 4
著者 :
koochannさん 自然科学   読み終わった 

天文学は今は物理学・宇宙学とでもいうべきだろうか。副題のこの言葉が懐かしい。東大全共闘元議長の数学、物理学、地理学、世界史、神学への造詣の深さを感じさせる書である。プトレマイオスという化石のように感じていた人物の発言で、「より新しい調査記録に心を向けるべき」と地理学の不断の更新を訴えているという先進性などは意外で見直した!紀元前3世紀のギリシャでアリスタルコスが既に太陽と月までの距離を計算していたということは。過去の人たちにとって惑星の軌道が円ではなく、楕円であることが完全でないとの衝撃は今では考えられない。この方の本は自然科学というよりも、宗教・文化論に近い印象がある。自然に対する好奇心は、14世紀から200年間に大きく評価が変わり、神認識に至る有効な道だと称揚されるようになったとの著者の主張は、この人であるだけに印象に残る。

レビュー投稿日
2014年10月6日
読了日
2014年9月30日
本棚登録日
2014年9月26日
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