明治の民権家にクリスチャンがいた!衆議院議長・片岡健吉、本田庸一、言論人からやはり衆議院議長になった島田三郎。、武士道とキリスト教が自然に両立、いやむしろ積極的に武士道を補完していたともいうべき人々。実は内村、新渡戸もそうだった。そして無名に近い加藤勝弥、村松愛蔵、日本にも素晴らしい男性的な信仰の巨人が多くいたことは驚き。彼らが帝国主義日本にどう立ち向かったという前に、その前段階で、純粋な神信仰に生きたことが新鮮だった。キリスト教信仰と政治家の選択を迫られたとき、彼らが葛藤し、迷い、祈り、模索し、選択していった生き様が著者によって鮮明に記されている。1899年に日本で初めてキリスト教が公認された!あまりにも遅いが、この背景にも彼らの努力があったことは感謝である。政治制度、貧民救済、廃娼運動などに果たした役割は大きい。
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カテゴリ:
キリスト教
- 感想投稿日 : 2013年8月15日
- 読了日 : 2013年4月30日
- 本棚登録日 : 2013年8月15日
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