ユートピアの崩壊 ナウル共和国―世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで

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レビュー : 24
制作 : 林 昌宏 
koochannさん 現代社会   読み終わった 

1968年に独立し、リン鉱石によって一人当たりGDP世界一の国が、国・個人とも放漫財政の末にリン鉱石を掘り尽くし、21世紀初めには世界最貧国に!豊かな時代は想像を絶するような不労所得の億万長者が頻出し、暇を持て余す贅沢三昧の消費者だった衝撃的実話。農業も全く廃れた。あたかも宝籤にあたって放蕩三昧した後の姿に似ている。そして今は過去の飽食による糖尿病で死ぬ人が多い。貧しさが逆に食生活の改善、釣りなどの身体の運動になり、救いになっているという強烈な皮肉!2次採掘が始まりつつあることに希望が持てたことが救いか?リン採掘後の荒れた地面が働くことを放棄した人たちの現在を象徴している。中東の産油国ドバイなどには他山の石になるし、日本も教訓にするべき点がある?日本の資源は国民の勤勉さだったが・・・。「日本、荒廃した島-資本主義文明がいかにして裕福な国を破綻させたか」の可能性は冗談ではない。

レビュー投稿日
2016年2月6日
読了日
2016年2月6日
本棚登録日
2016年2月3日
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