1991年に第一刷が出たこの本。やはり大前さんの慧眼にはうならされる。
日米半導体交渉の本質をとらえた論説がこの本では展開されている。1991年に大前さんが見抜いた通りのことがその後も、今に至るまで修正されずに続いている。
やはり僕は思うのだが、徳川300年の間に培われた「民は由らしむべし、知らしむべからず」の精神が国民を骨抜きにしたのだ。日本人は忍耐強いという良い特性をもっているが、だからアメリカだの、小沢一郎だの、豪腕というか、押しの強いものにしてやられるのだ。
結局、日本人は全体として民度が低いと言わざるを得ない(僕も含めて)。そういうことを僕が言っているのではなくて、IQ200以上ある大前さんが仰っている。
慧眼と言わざるを得ない。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
大前研一
- 感想投稿日 : 2011年4月6日
- 本棚登録日 : 2011年4月6日
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