バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年11月10日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 7
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リンカーン・ライムシリーズの9作目。大好きなシリーズですが、読むのは1年に1作と決めています。シリーズを完読してしまうのが、もったいないのと、読み始めると他のことが手につかなくなるから。

今回は電気を殺人道具として自由に操る犯人とライムの死闘を描きます。読みどころは、殺人予告のタイムリミットの中でライムや美貌の刑事アメリア・サックスたちが如何に証拠を集め犯人に迫って行くか?アナログのFBI捜査官フレッド・デルレイの泥臭い活躍にあります。
ダレるところが殆どない超一級エンターテイメントですが、他の8作と比べると若干ドキドキ度は少なかったように思えます。それでも、先の読めないストーリー展開は魅力です。
読んでない人は幸せと思える好シリーズ。1作1作が独立するシリーズですが、1作目の「ボーン・コレクター」から始めるのがマストです。今回は、ちょっと厳しめの★★★☆。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年7月8日
読了日 : 2017年7月8日
本棚登録日 : 2017年7月8日

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