生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

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本棚登録 : 9808
レビュー : 1235
著者 :
korokorokorosukeさん  未設定  読み終わった 

 一般の人間にはうかがい知れぬ現在の「研究者の世界」と、最先端の「生物学の世界」をわかりやすく紹介することにかけて、著者は実に優れている。
 著者は、研究者としてはどうかは知らないが、「エッセイスト」としては「一流」なのではないか。
 「相反する野口英世像」、「ウィルスの発見」や「DNA」の最先端の紹介は、素人が読んでもよくわかり面白い。
 「ボスとポスドク」の世界が、同時に「研究室の奴隷(ラブ・スレイブ)」であるとは、「研究者という世界」が「栄光と名誉」だけではなく「膨大な犠牲者」が共存する過酷な世界であることを教えてくれる。
 このような普通知ることができない領域、しかも「学問の世界」を知ることを「教養を身につける」といえるのではないだろうか。
 本書を、「異世界を知ることができる」良書として高く評価したい。

レビュー投稿日
2013年4月15日
読了日
2013年4月15日
本棚登録日
2013年4月15日
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