裁判官も人である 良心と組織の狭間で

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本棚登録 : 115
レビュー : 7
著者 :
korokorokorosukeさん  未設定  読み終わった 

本書は、裁判官という独特の世界を「ぶっちゃけて」語った本であるが、この内容を読む限りどうもこの組織も腐ってきている。今日本全体「政治」も「経済」も閉塞感が漂っているが裁判所と言えどもその例外ではないのかとの思いも持った。
本書を読みながら思わず「それじゃまずいだろ!」と何度もつっこむ。何事にも「建て前」はあるだろうし、誰しも「良心」「理想」はある程度はあるだろうと思っていたが、閉塞感漂う時代にはそんなものはドラマの中にしかないのかも知れない。
本書の後半はあまりの悲惨さに読むのが辛い。日本の司法の頑迷さは「信頼」よりは「悲劇」を産んでいる。冤罪事件が今でも後を絶たないことを思うとやはり司法の変革は不可避だろうと思えた。
また裁判員裁判制度を導入した意図には驚いた。このような司法官僚の本音は決して マスコミでは流れない。やはり閉じて隠された社会は例外なく腐敗するものなのだろう。司法の世界も、もっと広く知られるべきだと本書を読んで痛感した。

レビュー投稿日
2020年2月21日
読了日
2020年2月21日
本棚登録日
2020年2月21日
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