図書室のピーナッツ

著者 :
  • 双葉社 (2017年3月18日発売)
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本棚登録 : 649
感想 : 71
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無資格のなんちゃって司書が、学校司書の仕事を通じて成長していく、連作短編集。
司書や本に詳しい主人公だと、本にまつわる謎解き系ミステリが定番。
もちろんそういう要素もあるけれど、司書の資格取得をめざす過程で、司書という仕事そのものや、図書館の仕事について向き合っていく、お仕事小説的なところがある。
一つのテーマから、どんどん関連する情報へと広げていく、レファレンス。
サンタクロース以外は知らないこともおおく、読みたい本が増えた。
だれが何を借りたか。
図書館が絶対に守らなければならない個人情報を、軽々しく何度もしゃべるところだけは、ひっかかる。
『図書室のキリギリス』の続編。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: おすすめ本
感想投稿日 : 2019年3月22日
読了日 : 2019年3月22日
本棚登録日 : 2019年3月22日

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