すごく興味深い本でした。
本書は「官庁エコノミスト」であった方が、経済企画庁時代のお仕事の内容を、エッセイで連載した後に書籍化したものとありました。
連載エッセイは、好評だったとの本書の記載通り、本書も実に読みやすく、なおかつ「官庁エコノミストのお仕事」の内容が良くわかるものとなっています。
ややもすれば難しい「経済学」の話しになりやすい「日本経済」のお話しを、実にリアルかつやさしく説明されています。
小生が読んできた「経済学本」の中でも、ピカ一に面白く時代の流れを描いた本と高く評価しますね。
400頁近い本ですが、一気に読み終えてしまいました。
本書で著者は、「官庁」を退職後に大学で教鞭をとるようになったと書いていましたが、今朝の新聞を開いたら1面の記事に「大正大学客員教授小峰隆夫」名でコメントが載っていました。
まだまだ現役でご活躍の様子ですね。本書のようなわかりやすい本をもっと書いて欲しいと思いましたね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月17日
- 読了日 : 2024年2月17日
- 本棚登録日 : 2024年2月17日
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