中原中也 悲しみからはじまる (理想の教室)

  • みすず書房 (2005年9月22日発売)
3.68
  • (5)
  • (3)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 5
3

中原中也の詩を読んでみたくて、でも解説がないとわかんないなと思って、これ読みました。
解説のおっちゃんは学者だろうけど、学者=オタクですね。
中原中也の原稿を見つめまくって、推敲の過程を分析して、
その含意を読み解くとか、マジでコア過ぎてワロタ。
でも、ここまで深く読み込むと本当に面白い。

中原中也って意外とふつうなんだよね、
彼女に情けない感じで振られたり、親との関係とか、子どもへの愛とか
エピソードが共感できるし、
その結果詠んだ詩がこれかと思うと、美しいし儚いし、
悲しげだけど心地よいリズムがあったりして、いいな~ぁと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年2月7日
読了日 : 2010年2月7日
本棚登録日 : 2010年2月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする