正義のセ

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本棚登録 : 444
レビュー : 87
著者 :
制作 : 荒井 良二 
koshoujiさん ☆その他   読み終わった 

ベストセラー「聞く力」の著者でタレントでもある阿川佐和子氏の小説。
小説はこれまでにも、いくつか出しているんですね。
島清恋愛文学賞も受賞しているようだし。

豆腐屋の長女である主人公凛々子の小学生時代から物語は始まる。
いきなり起こる殺人事件。
殺されたのは、幼い妹の温子が時折遊びにいく御茶屋のおじいさんだった。

そして次に起こる秋田から来た転校生へのいじめ。
そのいじめ問題に対する先生の軽薄な言動に傷つき、先生に立ち向かっていく凛々子。
その時の教師からの凛々子に対する一言「君が犯人の取調べをしたら抜群にうまいだろうなあ」という言葉と先の殺人事件に対する量刑が彼女の正義感に火をつけたのだろう、凛々子の将来を決める。

時代は一気に飛んで、大人の凛々子の世界に。
凛々子は、実際に司法試験に合格し検事になった。

新米検事ながら、正義感の塊のような凛々子は恋愛をも犠牲にして、様々な問題にぶつかり悩みながら成長していく。
それでも、東京の下町の家族の姿が、凛々子の悩みを優しく包んでくれる。
第一巻ということなので、物語自体はあっさりとしている。
司法試験をどうやって乗り越えたのかとか、前の彼氏との出会いとか、読者が気になるような部分はやや端折り気味な気がする。
だから、わずか2時間ほどで読めてしまう。
底の浅いホームドラマのようで、もう少し奥深さが欲しい気がするが、その点は二巻、三巻で解決されていくのだろうか?
とりあえず、二巻も読んでみよう。

レビュー投稿日
2013年7月24日
読了日
2013年7月24日
本棚登録日
2013年7月24日
5
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