冬の日誌

3.87
  • (13)
  • (20)
  • (9)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 275
レビュー : 25
制作 : Paul Auster  柴田 元幸 
kotoku4086さん  未設定  読み終わった 

ポールオースター、現代アメリカ文学を代表するうちの一人である作者(私は割と最近『リバイアサン』からのお付き合い)が晩年を迎えて、己が半生を綴った文字通りの『日誌』。
序盤はやや単調に感じてしまったが、後半、共感とともに引き込まれていた。

ひとりの人間と彼を取り巻く複雑な環境からは人生における喪失や哀しみ、決して平坦ではなく、喜びよりは苦悩に彩られている様が強く窺えた。

ただ読後、不思議なことにネガティヴな感情よりむしろ仄かに希望を抱かせる作品であった。

まさに『パンドラの甕』の趣き。

レビュー投稿日
2017年5月11日
読了日
2017年5月11日
本棚登録日
2017年5月2日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『冬の日誌』のレビューをもっとみる

『冬の日誌』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする