空き巣の通報を受けて、刑事・冴木仁はとある屋敷へと向かう。そこで発見されたのは13人もの子どもたちの遺体だった。犯人は虐待を受けた彼らを引き取って育てていた灰川十三なのか、それとも─。
子どもたちの生存者は6人。警察に事情を話しに来た花音とその過去。しかも、冴木の弟・蒼佑もまた十三の家で暮らし、生存している子の一人だった。自らも父に虐待される日々を過ごし家から出て、弟を護れなかった後悔を背負う冴木。彼はどんな真相へと辿り着くのか。虐待が鍵になるのは間違いなさそう。
作り物で飾られた家、作り物の家族。『我が子を食らうサトゥルヌス』から生存者の数や意図など含みを感じる(過去で見た絵は位置が違うので別?)。13人もの子を殺したのが十三ではなく子としたら、姿を消した十三を呼び戻すためか、虐待を連鎖させていたのか。降り積もる死の先に見える場所とは。
ドラマはまだまだ始まったばかりで、しかもラストは衝撃の展開に。ここで終わるの?!ってなる(笑) 蒼佑との和解もちょっと素直には受け取れず、今後のドラマ展開が気になる作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2021年11月25日
- 読了日 : 2021年11月25日
- 本棚登録日 : 2021年11月25日
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