イラストレーターでもあり『星新一』や『つかこうへい』氏なども装丁も手掛けてきた筆者が、デザインから容姿に至るまで、本の装丁に関することを語った一冊。
私はよほどでない限り本は借りて読んでいます。一般小説の棚から毎回迷いながら選んでいたのですが、なんだか沢山の出会いを逃がしているような気がして・・
で、昨年からジャンルも問わず、全ての棚を順に見ることにしました。それこそエッセーからハウツー本まで。こうなると全ての本に目を向けれると思うので、今まで迷っては戻していたようなものも気になったらとりあえず気軽に借りれるようになりました。
選ぶときの基準となるのは、やはりタイトル。そして、装丁も大きな要素の一つです。そんなわけで『装丁』のタイトルが引っ掛かりました。
特にこの方の装丁が気に入っていたという訳ではないもですが、非常に勉強になりました。装丁ってデザインするだけではなく、紙から何から色々なことを手掛けるんですね。今やほとんどの本にかかっているカバーとの関係とかも、あえて逆手にとって外した時に見えるデザインとか。本の綴じしろのところについている布が『花ぎれ』ということも初めて知りました、というかその存在を意識したのが初めてですが。
借りる派の難点が一つ。カバーが張り付けてあるので、はずして表紙を見ることができない。通常は同じなんだろうけど、仕掛けがある場合もあるので、それはちと残念。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2020
- 感想投稿日 : 2010年2月17日
- 読了日 : 2010年2月17日
- 本棚登録日 : 2010年2月17日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/05/30